■沿革
阪神住建は、大阪市福島区野田に総合建築請負業として、1972年(昭和47年)の2月に創立。その翌年に、自社で開発した住宅分譲スタート。まずは木造一戸建てから、続いて分譲住宅の大型の開発へ進み、大規模マンションの分譲と賃貸事業へと発展。さらにその後には、アミューズメント、スポーツ、マリーナといったような他事業へも展開していった会社のようです。
グループ会社として1975年に『岩崎産業株式会社』、1993年に『株式会社阪神総合管理』、2001年には『株式会社阪神住建不動産販売』を設立して経営をされています。
そして世論の関心が高い、温室効果ガスの出ない再生可能エネルギー事業へ。特に日本人としては、東日本大震災以降はこの分野への関心が強い方が多いです。太陽光発電、風力発電事業に着手しつつ、全国23ヶ所、28.10MWの再生可能エネルギー発電所が稼働しているとのことです。
■グループ会社
阪神住建のグループ会社として3社があります。
いずれも阪神住建と同じく、岩崎圭祐氏が代表取締役を務め、大阪市福島区に本社があります。
・岩崎産業株式会社
設立:1975年11月28日
阪神住建創立から約3年後に設立されています。
不動産の売買からマンションの分譲、損害保険の代理や不動産の賃貸業までを行っています。
・株式会社阪神総合管理
設立:1993年12月1日
約5,000戸以上ある、キングマンションシリーズの管理業務を行っています。床暖房や食器洗い乾燥機などといったような、住宅設備機器に対する補修にかかる費用を、入居してから5年間保証しているとのこと。他にも、防災や防犯セキュリティ対策についても高度な管理体制をして、顧客の資産価値を維持することにも努めているようですね。
・株式会社阪神住建不動産販売
設立:2001年10月5日
不動産の販売の代理業務だったり、広告業務、阪神ゴルフセンターといったゴルフ練習場の経営まで手がけています。
■代表取締役
現在の代表取締役は2代目の岩崎圭祐氏が務められているようです。岩崎平成氏が1972年に株式会社阪神住建を創立し、「よりよい住まいづくりに貢献する」という当時からの精神を現在まで継承しているとのこと。近年は価値をはじめとする世の中の変動が過去に類を見ないほど激しい時代。そんな中でも不動産が資産として高い価値維持できるように、そして大阪という地域や街に根ざし、その都市の未来を創ることのできる企業であり続けられるように、日々邁進されている方のようでした。