■阪神住建が目指すビジョン
様々な分野におけるディベロッパー(開発業者)という立場で、豊かで魅力ある都市生活の実現をする。そういう形で社会へ貢献していく。こういった内容のビジョンを阪神住建はかかげているとのこと。
そのために、下記の4つのことを大切にしているようです。
1.顧客を第一に考えたサービスの提供
2.各々の多様のニーズに応えられる柔軟さ、それに基づいた地域社会へ貢献できるような提案
3.社員各々の個性と自主性を活かす
4.真摯かつ堅実な企業であり続けること
顧客や社員一人一人のニーズや価値観を汲み取り、それに対して柔軟に対応したサービスや働き方を提供してるような印象を受けました。
『信用』=『企業の原動力』
という考えに沿って、世の中から信頼されるよう、堅実な経営を心がけているとのこと。
各々のニーズや価値観を理解して柔軟に対応している阪神住建ならではの経営方針といえるでしょう。
流行やトレンドといったものを追いかけていては、いずれマーケットは飽和してその流行も衰退する時期が、遅かれ早かれ訪れます。こういったトレンドに流されるのではなく、遠い未来まで見通した地域の不動産開発をする。そして、めまぐるしく変化する人々の価値基準や考え方の中であっても、安定的に収益を上げられるようにするために経営を工夫されているようです。
■事業戦略
阪神住建では不動産事業をはじめ、多様な事業を手掛けています。その中でベースとなっている不動産事業の戦略について記述していきます。
都市に住んでいる方々へ快適な空間を「住居」という形で提供し、都市を活性化させることで社会貢献へつなげていくことを行なっているようです。住みやすい不動産を建てていくその上で、今後も資産価値のある住居の構築を心がけているといえます。
一般的な年収で購入しやすい価格を設定しつつ、その上で購入者の満足できる住居空間と高い資産価値。これらを実現するために、用地を取得して、企画や設計・施工・販売・メンテナンスと、全行程を一貫して阪神住建が行っているそうです。工程や担当ごとに色々と会社を経由せずにワンストップで物件を購入できるのは魅力的です。
■阪神住建の社会福祉への取り組み
日本では現在、子高齢化が急速に進行しています。2025年になると、団塊の世代が75歳(後期高齢者)となります。今まで日本をがんばって支えてくださった団塊の方々を、次の世代が支えていくためにも、人口の少ない世代なりの支え方を考える必要性があります。
そのためには高齢者向けの施設、いわゆる「社会的インフラ」を整えることが大事になってきます。
阪神住建では以前から高齢者向けの施設建設に向き合い、社会福祉を充実させることで地域社会に貢献できればという思いで、社会福祉法人を設立しつつ、施設を運営していくことに尽力なされているようです。